花色えんぴつ

30代、独女

すべてに、

全てに疲れて、笑う気力もないときがある。

社会人は大変だ。

仕事というものは厄介。逃げられない。


5年くらい前、今日みたいな状況で

雨の中、買い物から帰るため駐車場を歩いていた。傘は持ってたんだけど、どうせ帰るから、とさす気力がなくて車に置いていた。

そしたら、傘を差しかけてくれた女性がいた。濡れるから、と

確か断ったが、それでも最後まで差しかけてくれた。

ほんの数分のことだったが、嬉しかった。あの時はあんな風に優しくしてもらうことがなかったから。


多分、その女性は大変な経験をした人なんだと思う。だから若いわたしにも、呆れずに優しくしてくれたんだと思います。


あと、短大の時に話しかけてくれたおばあちゃん。もう10年以上前のこと。

県外からひとり、進学して寮に入ってました。2年間だったので、深い人間関係も作れず、寮に帰宅していた途中。

何か褒められたんだと思う。それが嬉しかった。それから、よく挨拶させてもらうようになった。

80歳くらいのおばあちゃん。元気かな。


こういう日に、こんな気持ちにさせてもらえるのは、その女性たちのおかげです。

心から感謝しています。